逆指値
指値注文は新しくする注文と、決済の時の儲けが決まった時に使うということを原則にしたものです。
けれども、相場は常に動いているので、自分が考えているように動くとは言い切れません。
当然思っていたのとは逆の方向に動いてしまったというケースもありますが、その他にも思惑通りに動いたけれども、想像していたよりも勢いのあるレートが動いたということもあると思います。
どのような時でも、流れや指値のみでは損失の歯止めや儲けの最大化は不可能です。
そこで使いたいのが、逆指値です。
逆指値というのは、普通の指値とは逆です。
仮に、ある通貨ペアが上昇し、ある程度の価格になったら買い注文を入れる際に使います。
少し理解しづらいかもしれませんので、ドル円を用いて説明しましょう。
これは現実的にあった値動きで、2011年3月に発生した東北地方太平洋沖地震で行き過ぎた円高になった時がありました。
ドル円は80円という線が非常に強く意識されていて、これまでも何回も80円台を超え79円台になりそうな動きを見せた時がありましたが、その度に跳ね返され、いつの間にかマーケットには80円のラインに近くなったら上昇という雰囲気ができていました。
けれども、東北の地震でまた円高の波がやってきて、とうとう80円台を超え79円台になり、それ以降はストップロスを巻き込みどんどん円高になり、戦後最大の76円台に突入するという大変な相場になりました。
この時、仮に80円を超えたならば自分も売り参戦してみよう、と思った投資家がいるとしましょう。
現実的には簡単には80円台をブレイクすることがなかったのですが、ブレイクしてからというのはみるみるうちに下落していきました。
先程の投資家が逆指値で「79.90円になったら売り注文」という注文をしていたとすれば、この大きな相場に乗ることが出来たと言えると思います。
逆指値は、損切りにも用いることが可能です。
例えば上で述べた大相場の場合、ドル円の買いポジションを持っている人が、80円はなかなか破られることがない。
それを破られたらびっくりするから79.90円で損切り、という相場に対する考えを持っていたとすれば、80円以上の買いポジションに対し79.90円の逆指値売り注文になります。


