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ありがちな失敗談2
株やFXの相場の格言には、このようなモノがあります。『下手なナンピン、スカンピン』です。
この格言の意味は、「下手にナンピン買いをすると、すっからかんになってしまいますよ~。」と、そのままです。
ここでお話しているナンピンとは、相場が想定していた値とは逆の方向へ進んでいった時に使われる方法のことです。
では、分かりやすく具体的な例を挙げて説明していきましょう。
まず、為替レートが1ドル=80円のときに買いポジションを建てました。
最近の相場の状況から見ても80円を割る事はないだろうと想定し、80円以下にストップロスを設定しないことにします。
ただし、相場は確実な保証がありません。
そんな時に80円割れに数値が変動したら、相場はじりじりと値を下げて、買いポジションのストップロスが、次々に約定され(売られ)ることで、下落が進み、一時79円台まで割ってしまう結果となりました。
そこでこれ以上の損失はまずいと思って、他の投資家の裏をかき、再度逆張りによる買い取引を始めます。
さすがに70円台を割り込む確率は低いと想定し、79円ジャストでの買い注文を入れます。ここで約定されると79円と80円のポジションを保有することになり、成立額を平均すると79.50円となるのです。
ここから先に79.50円以上値動きしたときに全ての取引を決済したタイミングで利益が保証されます。
逆張りは下落していく途中で買うために、どこまで下落が続くか分からないというリスクがあり、何段階かに分けてナンピン買いをするという戦略も考えらるのです。
これまで述べた例では79円を割る事はないと想定して建てたポジションでしたが、相場はどんどん値が下がり、更に悪化な事態を起こしたらどうなると思いますか?ナンピン建てしたポジションも含み損が出て、損失が拡大してしまいます。
ですから、例で説明したとおり、あまり考えず急いで入れたナンピンは「スカンピン」になってしまうというのがこの格言の定義になります。
ありがちな失敗談
FXで売買取引をする際に、建てたポジションが予想とは逆の方向へ進んでしまったら、あたならどうしますか?始めから「ここまで下がったら取引を自動でやめる」という設定をしている人は、自動で設定したことによってそれ以上の赤字を防ぐことができ、次の新たな売買取引に向けて検証しなおしをします。
そんな中、損失が出た状態のまま「もう少ししたら相場も回復するだろう」と勝手な推測をし、今ここで売ってしまったら損をしてしまうと、ポジションを保有し続けることを塩漬けとFX界では呼んでいます。
この言葉は株の投資でも使用されていますが、どちらもいい意味では使っていません。
日本人は昔から本物の塩漬けは好んでおり、長く漬けこめばそれだけ旨味が増すと喜んで食していますが、相場で使用する時は、想定していなかった方向に、値が動いてしまったことを、納得したくない心理的な行動から起こっています。
株にしても、FXにしても相場は短期間の動きで判断できるものではないので、想定外の相場になったとしても、時期に回復してくるという可能性はあります。
主に世界的にも流通量の多いドル円のような通貨ぺアであれば、需要と供給どちらも共に盛んな売買を取り交わすので、その動きによっては相場も回復してくることもありえます。
ただし、このサイクルが毎回発生するとは言い切れないのが現状です。
仮に、ポジションを建てて、そこから想定をはるか越えたところまで相場が悪い方向へ進んでしまった時に、あなたならどう対応しますか?
そこまで悪化するとストップロスをしても含み損が多額になることで、再び塩漬け状態へ。
次第に損失をカバーできる状況ではなくなり、ここからはFX業者のマージンコール、もしくは強制的なロスカットで決済して終了となります。
FXの上級レベルの売買をしている人はこのようなリスクを理解しているので、ストップロスで損失を最低限に防いでいる方がほとんどですが、初心者はまだまだこの恐ろしさを理解していない部分があるので、取引をする際は常にリスク管理を怠らないように管理する必要があると思います。
トレーダーの8~9割(?)は利益を出せないでいる
FXで売買取引をした経験が今までに一度もない人は、FX=大儲けできるというイメージが強いと思います。
しかしそれは仕方がないのかもしれません。
以前FX取引をしている専業主婦が、多額の利益を得たにもかかわらず、脱税したことが発覚し、事実かどうかは不明ですが、インターネットにFXで利益を出した話を掲載したことで騒動になりました。
FXを始めようとやる気になっていた方へ邪魔をするようで大変申し訳ないのですが、実際のところFXで売買取引をしているトレーダの中で、利益を出しているのは約2割に留まっているのが現状なのです。
「ありえない!そしたら何故FXを利用する人がたくさんいるの?」と感じてしまうのも当然のことかもしれません。
始めのうちは地道に小額の利益を得ることが出来た人でも、急な相場の変動によって売り買いのタイミングを逃してしまうと、一気に利益が台無しになってしまい、最悪の場合は赤字が出る結果になるケースが頻繁に見られ、この痛手を受けてFX市場に参入することができなくなってしまう方々も度々おります。
FXで大儲けできた方の体験談はすぐに話題になりますが、その一方で損益が多かった方の体験談はそれほどまでは目を向けられないまま終わってしまいます。
しかし、FXはリスクがつきものなので失敗談を分析することは大変貴重な情報になります。その失敗談と同じ要領で取引をしなければ、リスクもかなり軽減できるはずです。
主にFXをやり始めた方のマイナス共通点としては、ストップロスをかけるタイミングの遅さです。
短期トレーダーに慣れている人は、ストップロスをきちんと行うことがリスク管理上も、長期的に安定して収益を上げるためにも重要であることを理解していますが、FX初心者は、ストップロスを設定せずに、相場が不利な方向に進んでしまった場合、後戻りができないところでロスカットとなり、投資したお金も一気に台無しになってしまうこともよくありますので、注意した方がよいでしょう。


