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FXの「買い」と「売り」
FX取引は、売り買いとありますが、一般的には外貨を買うことを買うという表現をし、FX用語ではロングと言われています。
逆に外貨を売ることを売りと表現し、ショートと言われています。
円を売りドルを買ってポジションを持つということを、ドル買いで買いポジションを持つという使い方をします。
その逆に、ショートというのは、外貨を売って円を買うことですが、円と外貨を比較して外貨の方が価格が下がることを予想して売りポジションを持つということですから、もしこれがドル円だった場合、ドルの相場が下がり円が上がれば、予想通りの結果で儲けが出るということです。
どちらの場合も儲けを出すには、買いの場合は相場が上がり、売りの場合は相場が下がるといいわけです。
例えば日本円で考えると、買いポジションを持ち、儲けを出すには円が下がる必要がありますし、売りポジションを持って儲けを出す場合は円が上がらなければいけません。
株などを持っていて相場に慣れている人や、実際に投資はした事がないけど相場についての知識がある人でしたら、相場では安く買って高く売るのが当たり前のことだと認識していると思います。
これは何も株やFXだけではなく他の投資商品にも言える当然の仕組みなので、思い違いではありません。
けれども、それのみですと相場が下落している際には儲けを出すことが不可能になってしまいます。
けれど、現実的には相場の動きが上がっても下がっても、動向があるのならば儲けを出すことが可能のなっているのです。
そんなことが出来るのは、売りから参加することなのですが、このことに関しましてはまた次回、紹介したいと思います。
スプレッドってなに?
日々テレビで目のする最新の円相場ですが、「81.50~81.52」というのを見かけることが多いと思います。
テレビで円相場を読むアナウンサーも「今日の東京外国為替市場の円相場は、1ドルが81円50銭から81円52銭で取引されています」と言っているのをよく耳にしますよね。
この両方の価格の価格差を「スプレッド」と言います。
株などでは相場を見ても価格は2種類などありませんが、どうしてFXだけ2種類の数字が出てくるのでしょうか?
例えば「81.50~81.52」という数字は、売値と買い値を一緒に提示しています。この例で言うと81.50が売り値で、81.52が買い値になります。
この時、両方の価格には2銭の差が生じますので、2銭のスプレッドということになります。
株など、他の投資商品の場合は、取引する際に手数料がかかりますが、FXの場合は手数料がかかりません。
以前は取引する際に手数料がかかるというところもあったのですが。
現在はFXも激戦業界になっていますので、手数料はかかりません。
手数料がかからない分、といっては何ですが、FXではスプレッドという価格差を作ることで、その際取引に携わる業者が儲けを出しています。
けれども、スプレッドに関しても少ない方がお金を出している側にしてみれば儲けやすいので、ここでも激戦となり、このスプレッドも減らされているようです。
FX業者のほとんどはドル円のスプレッドは「0」、もしくは1銭位になっていますので、ドル円は短い期間の取引で儲けやすいということですね。
別の通貨の場合は、取引があまり多くない通貨ほどスプレッドが大きいようです。
これは思惑通りの金額で売りたいのに買う人がなかなかいない時に、業者がスプレッドを大きくして損失をすることなくすぐにお金に替えれるようにしているからです。
ドル円やユーロドルなどの通貨ペアは、取引が頻繁にあるので、スプレッドは小さいのです。
最低取引単位ってなに?
最低取引単位とは、一回で取引できる最低の通貨の単位のことを言います。
普通、FXは1万通貨単位での売買がほとんどなので、そういった時は1万が最低取引単位ということです。
1万米ドルの場合、相場が80円ならば最低売買単位は80万円です。
けれども、FXにはレバレッジというものがあるので、80万円からもっと最低金額が少なくなります。例えばレバレッジ4だと20万円、レバレッジ8で10万円、レバレッジ10で8万円といった具合です。
レバレッジは大体20倍くらいまで賭けれるところがほとんどなので、レバレッジ20で米ドルを売買する場合は、最低必要なお金は4万円位となります。
FXの宣伝などでよく目にする「小額からでも取引できます」というのは、レバレッジを賭けて売買する金額を少なくすることが可能だからでしょう。
当然、最低単位は1万通貨ですが、それより高額の売買も出来ます。100万ドルなどという売買をしている投資家の人も大勢存在しますので、たくさん資金を持っている人が更にレバレッジを賭けて取引するとものすごいお金を動かしているということになります。
FXはレバレッジのお陰で、自分の好きな最低金額を選択することが可能ですが、株の場合は最低金額が個々の会社で決められているので、自分の好きなように選択するということは出来ません。
1000株単位で取引されている会社で例えると、その1000株の株価に満たない金額では買えません。
株にも信用取引というものがあり、自分の持っているお金に上乗せして買うことが可能ですが、それにはまた色々な決まり事があるのです。
この場合もし株価が1000円とすると1000株を買う場合、100万円を用意しなくてはいけないということです。
外国為替の仕組み
日々テレビなどでよく耳にする事の多い「今日の円相場」という言葉ですが、これは他の国の通貨と日本の円を比較し日本円はどれ位の価値があるのかというのを表しています。
きっとFX取引に興味のない人にしてみれば、それ程真剣に聞くほどのものでもないという感覚かもしれません。
当然のことながら日々他の国と取引がある貿易に携わる人は、相場に過敏になると思いますが、日常生活で接点がない人にしてみれば、円相場の動きがどうであれ即日常生活に影響するという訳ではありません。
それなのに連日円相場というのは耳にしますし、重要なお知らせのような報道の仕方をされまるのは、どうしてでしょうか?
円相場はわかりやすく説明すると、この先どんな方向に向かっていくのかというのを品定めしているのです。
多くの方が認識していると思いますが、日本円は今他の国と比べても高いですよね。
つまりこれは、日本円を買う人がたくさんいるということです。
どうして日本円を買いたいのかというその訳は数えきれないほどあります。
1つ目は、需要筋でもあるどうしても日本円を買いたいという人達です。
例えば、輸入で利益を得ている会社などが、他の国で儲けたお金を円に替える時や、他の国に投資をしていた人達が円に戻す時などです。
先物取引と言って他に国々で資金を動かしている活発なヘッジファンドなどは、どこの国よりも危険性が少ない通貨として日本円を買うという場合もあります。
逆に、日本円を売りたい人達はというと、海外から輸入する会社が支払いをする為や、海外に投資をする人達などが挙げられます。
FX取引をしている人達のほとんどは、金利の高い他の国のお金を買うと思いますので、このような時は円売り、外貨買いとなります。
このような対立があって、外国為替市場は日々めまぐるしく動いているのです。
為替レートは誰が決める?
為替レートは取引する人の注文によって決定されますが、そうじゃない場合もたまにあります。
知っている人もたくさんいると思いますが、昨今ではどの国でも国をあげて自分の国の通貨を安くしようとしています。
これはもう通貨を巡っての戦いですね。
自分の国の通貨は高いほうがいいというイメージがありますが、その場合他の国に自分の国の製品を輸出する際に高額になってしまうので、自分の国の輸出産業を維持させたい国は一気に自分の国の通貨を安く導いています。
では一体どんな風に導いているのでしょうか?
手法は色々ありますが、よく知られている手法では中央銀行が市場に関与し、景気の回復を刺激する為に金融緩和をします。
市場介入は一番単純な手法で、為替相場がどちらかに偏って動きすぎている時に、その逆の動きになるよう売買します。
例えば、円高が進みすぎてそれを戻すために日銀が円を売ってドルを買う場合などです。
2011年の3月に起きた東北地方太平洋沖地震の時はいきすぎた円高で、これまでにない数字を目にする事となり、この相場には慌てました。
この時は先進国を中心とした国々の通貨当局が為替市場に介入し、足並みをそろえて円売り介入をしました。
その結果相場は急な戻りを見せ、今度は急速に違う方に値が動きました。
市場介入へ資金を介入するからというよりも、介入の動向を見て資金を投入する投資家からの金額が膨大なものになるので、市場が進みすぎるのを防いでくれます。
それから、今他の国々でも金融緩和政策を遂行しています。
自分の国の通貨を次々と捻出して自分の国の通貨の珍しさを払拭し、価値も相場も下がるように導きます。
これは日本も同じような政策を実行していて、金額は何兆円規模で市場に資金を捻出しています。
これは、為替相場の動きにより自分の国の経済への影響は多大なものになりますので、どの国でも自分の国の通貨が自分の国にいい作用をもたらしてくれるようにという意図があるのです。
ロスカットとは
ロスカットとは損切りとも言われ、昔からある損場用語です。
証拠金の維持率が一定レベルを下回った際に、マイナスがそれ以上大きくならないよう、損失を確定する仕組みのことを言います。
一般的には、ポジションを持つ時に損切り注文も一緒に入れるのが必要不可欠なようです。
でなければ、相場がどっちに転ぶか先行きの見えない時に危険を回避する為の対策がとれないからです。
こんな風に計画的に損切り注文をすることを、ストップロスという用語で言われています。
ではロスカットというのはどういうものかというと、FXの業者が強制的に判断を下すものです。
FX業者ごとに決まり事があり、証拠金が一定レベルを下回ると持っているポジションと反対方向の取引が成され、損切りになるようになっています。
大体30%から50%位で思い通りに設定出来、高ければ高い程危険性は少なくなります。
ロスカットの判断が下されるのは投資をしている人のリスクをなくす為という優れている面もありますが、FX業者にしても証拠金からマイナスが出た際に、新たにお金を入れるようにお願いしないといけないので顧客とのいざこざも発生しやすく、そんな事態にならないようにという意味合いもあります。
FXで取引していてロスカットが発動されるというのは、相場の読みが外れてもそのままポジションを持っていてマイナスが大きくなり、挙句の果てには証拠金のお金が全てなくなってしまうかもしれないという状態だということです。
なるべくマイナスでは終わりたくないのはわかりますが、意固地になりすぎるとロスカットの判断を下されてしまうということを、しっかり覚えておきましょう。
マージンコールとは
マージンコールとはロスカットと似ていて、ロスカットのように自分の持っているポジションとは逆に相場が転び、マイナスが膨らんでしまうとこのマージンコールも関連が出てきます。
マージンコールは一日に一度為替レートを確認し、顧客の証拠金から損失をひいた額が一定の割合を下回った際、前もって知らせてあるメールアドレスにその内容を伝えるようになっています。
マージンコールの知らせではまだ損失が決まってないのですが、マージンコールの知らせが来る=ロスカット間近ということですから、何か対策を考えないとロスカットを強いられるのは決定的となってしまいます。
普通マージンコールのチェックはPM3:00にされるもので、その時間にもし持っているポジションの含み損が大きく、証拠金が増えないと判断されればマージンコールが出る確率は高いでしょう。
先々相場が持ち直すという見通しのあるケースや、スワップポイントでの利益獲得を狙っていて損失を決めたくないというケースでは、また追加で証拠金を口座に入れなくてはいけません。
それからFX業者の中には、マージンコールとは違う方式のニューヨークロスカットというものがあります。
どういうものかというと、自分で指定できるストップロスとは違い、午前5時のニューヨク市場が閉まる時間に証拠金が一定の割合を下回っていることがわかれば、強制的に反対売買を行ってポジションを決済し損失が決まるというものです。
これはロスカットやマージンコール以上に厳しいルールで、本当に証拠金が危険だという場面になってから発生します。
損失が膨らむと借金になるの?
FXではレバレッジを掛けて高額の投資を可能にしていますが、よくわからない点があるのです。
万が一相場が自分の思ってもいない方に転び、マイナスになってしまった時に証拠金は一体どうなるのだろうという事です。
2011年4月の米ドルをチャートで見てみると80円台ですので、80円としましょう。
そして仮に「レバレッジ20」で買いポジションを持った場合、円安ドル高になった場合は儲けが出ますが、そうではない場合もあります。
記憶に新しいのは2011年の3月に起きた、東北地方太平洋沖地震が起きたことによって円高に拍車がかかり、市場でもこれまでにない程の円高で76円台にまで進みました。
80円で買いポジションを持っていたら、76円の時は1万ドル=4万円の含み損が生じます。
このケースの場合、保証金は4万円位ですから、今回の円高で保証金がなくなってしまう事になります。
自分の口座に4万円しか入っていなかった場合は、ロスカットを強いられます。
このまま放っておけば口座に入っていたお金以上のマイナスが出るので、それを阻止する為FX業者もロスカットするのです。
要するにロスカットの意味は、自分の預けている金額以上はマイナスにならないようにするためのもの、という風に理解すると良いでしょう。
FXでのレバレッジを用いた売買は心配だと感じている人もたくさんいて、マイナスが進むにつれ借金しなければいけないのではないかと思う人もいますが、ロスカットの働きで口座に入っている金額以上のマイナスは発生しないのです。
しかし、もの凄く急激に相場が変動した場合は、ロスカットが追いつかないという時もあって、たまにですが口座に入っている以上のマイナスが発生する場合があります。
通貨ペアは数種類
金融商品に目を向けると、株や投資信託など、数々の金融商品が存在します。
東証平均株価の指標に流用している東証1部上場銘柄のうち、市場を代表する225銘柄から推奨株を探し出すというのは、専門家の人でも困難を極めます。
それを一般人が挑戦するのには、計り知れない程の情報収集や探究心が必要だと思います。
それと比べFXの場合は、株だと銘柄に当たる通貨ペアは10種類程度しかありません。
実際の所、世界各国の通貨のペアは様々なパターンがありますので、株の銘柄のように数多く存在するのですが、我が国向けにある通貨ペアは他の国の通貨と日本円とのペアになるものが一般的なので、そんなに数も多くはないのです。
FX業者の中にはユーロドルやポンドドルなど、世界規模で見ても売り買いする数が沢山あり、代表的な通貨ペアは売り買い出来るところもあります。
しかしそういったペアを入れたとしても数百種類という数にはなり得ません。
普通に考えると選ぶ幅があまりないと思うかもしれないのですが、一般的には決まった通貨ペアを特定して売り買いする人がほとんどなので、数の豊富さはあまり関係ないことなのです。
それどころかたくさんある事で迷ってしまい、投資資金がバラバラになってしまうこともあるでしょう。
投資を小分けにするのは危険性を避ける意味でも大切な事ですが、ひとつのFX投資の商品で資金を分けるというのは、危険性が高いと思います。
スワップポイントが高い豪ドル円や、売り買いが頻繁にあり値動きが割合いゆるやかなドル円、また激しい値動きで短い間に儲けを得られやすいポンド円など、数は多くはありませんがそれぞれ特徴のある通貨ペアですので、
それらの個性を賢く導入しながら投資すると儲けや危険性の回避ができるのではないでしょうか。
少ない資金で、大きな利益も
FXにはレバレッジというものがあり、わかりやすく説明すると「少ない資金で大きな資金を動かすことができる」というものです。
FXの正しい名前は「外国為替証拠金取引」です。
この名前の中に入っている「証拠金」が「レバレッジ」のことを意味しています。
少し違った例を用いて紹介したいと思います。
誰かが建売住宅を購入する際に、住宅ローンを組んだとしましょう。
購入に必要な金額は3000万円です。
全てローンを組んで購入するというのは出来ないので、一部の300万円を払ったとしましょう。
ローンの審査も通り、引っ越しを控えている時に、その建売住宅を買いたいという人が出てきました。
購入したい気持ちが強く、3500万円で購入したいという申し出がありました。
一日も住んでいない状態ですし、書類を書き変えたりするだけで500万円の利益が出るので物件を売ることにしました。
自分では300万円のみの支出だったのですが、売ったお金でローンの支払いを終わらせ、自分は500万円の儲けが出ました。
こういったことがレバレッジ取引なのです。
結果的に500万円の儲けが出るまでには、3000万円の住宅を3500万円で売るという過程がありました。
事実上は300万円の金額が動いたのみなのです。
購入する際の金額と比較すると10分の1ですから、FXに置き換えると「レバレッジ10倍」になります。
全ての投資資金をつぎ込まなくても外国為替取引が可能なので、とても良い効率で儲けることが出来るので、優れている点だと思います。
しかし業者によっては「レバレッジ400倍」というようなバクチ感覚としか思えない取引も出来るようになっているところもありますが、いくら何でもこれは危険だという事で、2011年の8月からは「レバレッジ25倍」までしか取引できないという規定になりました。


