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軍資金はいくら必要?
FXが注目を浴びている一つの要因に、少ない資金で始められるといったことが挙げられるでしょう。では、少ないとはいえどれほどの資金が必要となるのでしょうか?例えば1,000通貨程度の取引であれば1万円もあればトレードすることが出来ます。
しかし、現在でも証券会社の多くが10万円ほどの初期供託金を設定していますので、まずは10万円を提出した後に9万円を引き出すことも可能です。ただし、資金が多ければ多いほどリスク管理がしやすくなるという利点もありますので、できるなら少しでも多くの資金を用意しておきましょう。
話は変わりますが、銀行で資金を運用するのであれば、レバレッジが2~3倍に設定されていることが多いようです。この程度のレバレッジであれば、ユーロやポンドといった大きく変動しがちな通貨でなければ、ロスカットすることなく運用することが出来るでしょう。
実際FXで運用する場合にもレバレッジを10倍程度にしておくのがお勧めです。現行の法律では50倍のレバレッジをかけることが出来ますので2万円あればトレード可能です。しかし、損切りしてしまうとトレード自体が出来なくなってしまいますので、資金が5万円~10万円程度あると心配ないと思います。
また、証拠金が少なくて済む南アフリカランドを選ぶという方法も考えられますが、証拠金が少なくて済む変わりに、為替の動向も少ないため大きく利益を上げるには不向きといえるでしょう。逆に言えば、動きが小さいことにより確実に少しずつですが利益を上げることが出来ます。他には、動向の分かりやすいオーストラリアドルやニュージーランドドルなどはお勧めですね。
知られざるリスクとは?
FXを始めるにあたって、まずは証券会社に口座を開くことになりますが、必ず確認して欲しいのが「信託保全」の有無です。残念な話ですが、一時期FXを扱う業者によって横領などが行われていたことがあります。それが問題化して以降、要注意ポイントになっているのが信託保全です。
被害報告を見てみると、ユーザーの中には証拠金が返金されなかったり、半額以下になってしまったといったものもあります。さらには業者が夜逃げしてしまい訴訟すら出来ないといったケースや、計画倒産といった悪質なものもありますので、信託保全がしっかりなされているかというのは必ずチェックして下さい。
二つ目の注意ポイントはサーバーです。インターネットを介してトレードを行うわけですから、サーバーの強さの程度によってユーザーにとって有利な数字でトレードできるかが決まってしまいます。サーバーが弱ければ、不利な数字での新規注文や利確注文になってしまう恐れもあるのです。
さらには注文が通らないどころか、トレード自体が出来なくなるという状況に陥る危険性もあります。このような状況には金融庁からの指導が入る可能性もありますので、サーバーに関しては強いところを選択することが重要です。
これは大変稀なケースですが、レートの誤表示によりマージンコールがかかってしまうといったこともあります。このケースでの損害は補償されているのですが、支払いに時間がかかるのがユーザーにとっては痛いところです。このようにリスク管理は大切ですし、あまり長い時間ポジションを持ち続けるといったことがないよう、ユーザー自身が対策を講じる必要があります。
最後にレバレッジの変更によってマージンコールがかかってしまうという恐れもありますが、これに関しては事前に調べておくことも出来ますし、低いレバレッジでのトレードであれば問題ないと思われます。
為替はどう動く?
為替相場の動向は景気の影響を強く受けます。具体例を挙げれば、ドルの金利が良ければドルを買うでしょうし、日本経済が落ち込めば円は売られるのです。
さらに、メディアなどで取り上げられるGDPといった経済指標や、政府・企業要人の発言によって変動するともいわれています。ここ最近では政府要人による円高容認発言などが記憶に新しいことでしょう。
また、株式市場や先物、債券市場などの動向により為替も変動することがあります。これら各市場のトレーダーがサヤ取りとして為替の売買を行うことがあるからです。他にはファンドなどが多額の資金を投入することで為替が大きく変動することもありますし、その流れに対して各国の中央銀行が為替介入することで、市場に影響を与えることもあります。
そして、残念なことですが災害や戦争といった地政学の危険性に対しても為替は変動することがあります。しかし、大震災に見舞われた日本は円が下がるどころかさらなる円高に動いたという現状からもわかるように、経済力が低下していることが為替市場の売買の判断材料には直接働かないこともあるので注意しましょう。
このように、前回より経済指標が悪化したにもかかわらず、買いが増加することもありますし、利上げされなかったというだけで売りに流れるといったケースもよく見受けられるものです。ですが、トレードの前提条件をしっかりチェックしておくことで、為替の変動背景も把握できると思いますので、情報収集には時間を割いて勉強しておきましょう。そうすれば今後の為替の動きも掴めるようになってくることでしょう。
基盤通貨と合成通貨
FXには通貨ペアという考え方があります。日本でメジャーなのはやはり円とドルのペアですが、貴方はどの通貨ペアでトレードを行っていますか?
ドルの他にもユーロもよく聞きますし、多少リスクも伴うポンドもありですよね。他にも高いスワップ金利のスイングトレードを使ってオーストラリアドルをトレードするのも人気です。
また、同様に高いスワップ金利でなおかつ証拠金が安くて始められる南アフリカランドで少しずつといった方法もあるでしょう。例をあげればきりがありませんが、このような通貨ペアの取り扱いを面倒に感じている人もいらっしゃるのではないでしょうか?
簡単な話、全ての通貨とペアを組むことが可能ですし、証券会社によっては100をも超えるペアを用意しているところもあるくらいです。これだけの種類のある通貨ペアですから、中には全く取引のないものもあるようです。
調べてみますと、廃止される通貨ペアの理由の第一に挙げられるのがその取引数の少なさだそうです。通貨の確保やリスクの大きさといったことはあまり関係ないようです。では、これだけ多くの通貨ペアをどのようにして運営しているのか、それはキャリートレードという方法に支えられています。
現在はドルキャリーが使われています。このキャリートレードとは通貨を直接取引するのではなく、金利の低い通貨を介してトレードする方法を指します。ドルキャリーは一旦ドルにしてから他の通貨にしているのです。
このキャリートレードという手法は、今後紹介していくスプレッドやスワップにも深く繋がってきます。また、2011年現在、ドルの利上げに関する観測も強くなってきておりますので、近い将来円キャリーに移行していくのではないかという予測する人も多いようです。円キャリーになっていけば当然スワップやスプレッドにも影響を及ぼすことが考えられます。
動向分析の仕方
今回は為替の動向についてどのように捉えていくかを考えてみましょう。動向分析にはテクニカル分析とファンダメンタル分析の二つの方法が挙げられます。テクニカル分析というのは、チャートを確率や統計学的に分析した上で、傾向を掴み動向を読みとったデータを軸としてトレードを行うことをいいます。
分かりやすいのは、為替のチャートの殆どに示されている赤と緑(若しくは青)のラインでしょう。この二本線は移動平均線といい、長期的、短期的にチャートがどのように動くかを分析したものです。他にも100をも超える分析方法があるといわれており、これらを応用してメタトレーダーやコンピュータ分析を使った自動売買などが行われています。
これらはあらかじめ分析した論理に基づいて、コンピュータ任せでの売買が出来るのであって、テクニカル分析における市場分析の精度はおよそ5~60%程度だと考えられています。また、相場が荒れているときやパニック相場といった想定外の相場には全く力を発揮することが出来ないのが弱点です。
一方、ファンダメンタル分析は名前が現す通り、取引通貨の問題点や経済状況などを研究、把握することで強い通貨、弱い通貨といった分析を行うことをいいます。
この方法では、為替の動向の方向性を把握できることやサプライズ発表や経済指標などに柔軟に対応できるという利点があります。しかし、為替の変動の程度などは具体的には分かりませんし、かなり時間を要して研究する必要があります。これからFXを始めようとお考えの方は、このテクニカル分析とファンダメンタル分析といった方法があるということを念頭に置いてトレードを始めてみませんか。
レバレッジ
FXでは取引会社などに預けた証拠金(保証金)の数倍の外貨取引ができます。これをレバレッジというのですが、レバレッジ倍率を高く設定すれば変動リスクも上がってしまう危険性があります。このレバレッジついて紹介させていただきます。
FXやCFDなどにおいて、担保金(保証金)と運用金額の比率を現すのがレバレッジです。例えば、10,000通貨購入するために100万円を必要とする通貨(ここでは分かりやすいドルで説明します)があるとしましょう。その場合に証拠金が1万円しかないのであれば、100万円分の1万円ですので、レバレッジが100倍となるわけです。
この例で言えば、レバレッジ100倍の取引で1%の(1$100円が1$101円)変動があれば、証拠金から見れば100%変動したことになります。これが利益ならば証拠金は2倍に増えることになりますが、損失ということになれば証拠金全てを失うこととなります。
しかし、証拠金と同じ額の外貨取引をするケースでは、例え1円変動しても証拠金の1%が変化しただけのことですから、レバレッジを上手に活用すれば通常預金程度の低いリスクの取引も出来るのです。
ようするに、レバレッジが高ければ高いほどハイリスク、ハイリターンなのだということは十分理解しておきましょう。また、注文と同時にすぐさま逆数値で損切り注文ができる証券会社も増えてきているようです。
このようなことから、我が国では2010年にはレバレッジは最大50倍と定められましたし、2011年8月にはレバレッジ最大25倍の規制が金融庁により導入されました。これによってトレードにおけるリスクは低くなりますが、同時にリターン(利益)も低くなってしまうことが考えられます。
トレード時間帯はいつがいい?
株式相場は9時~15時までとなっていますが、FXの取引は外国為替という性格から、全ての市場が閉まったとしても土日を除けば24時間中動いているので、いつでもトレードすることが出来ます。つまり、為替市場というものは具体的な形として存在しないということです。
なぜかというと、外国為替は主に金融機関と銀行が電話やインターネットを使って取引を行っているからです。では、どのようにしてFXは動いているのかというと、週初めの月曜は朝7時から取引可能な証券会社が多いようですが、早いところでは早朝4時から取引を行っているところもあるようです。
ただし、あまり早い時間ではスプレッドが拡大していることが多く、あまりトレードには向いていないかもしてません。だいたい朝7時頃から動き出し、9時には東京証券取引所が開きます。この東証が閉まる15時までを東証時間と呼び、16時~22時をロンドン時間、23時~朝5時までをニューヨーク時間と分けて考えられています。上記の時間区分帯でマーケットが大きく動くことが多いとされているようです。
この中でも、最も大きく変動するのがロンドン時間だと言われています。その次がニューヨーク時間となっているようですが、日本時間の深夜2時頃にはマーケットも落ち着いてくる傾向が見られます。時には深夜3~4時にマーケットが動くこともあるのですが、金曜日には完全に動きがなくなる状態になります。
日本人のトレードの傾向は、ニューヨーク時間である23時からにあるようです。この時間帯はマーケットが一方方向に進み続けるといった特徴が見られるため、その方向を掴みさえすれば利益を上げる可能性が一段と高まるようです。マーケットでは日本人はFXのタイミングに恵まれていると言われているもの、このような傾向から見ることが出来るでしょう。
スワップ金利
FXでよく目にするスワップ金利についてご紹介させていただきます。経済不況が長引く日本では、政策金利がゼロとされていますので、世界でも一番安い金利です。他の通貨ではどのようになっているのかというと、ユーロでは2011年現在の金利が1,25%に設定されていますので、FXではこのような通貨ごとの金利差を上手に活用して、金利だけを手にすることが出来る方法がスワップ金利です。
このスワップ金利のシステムは少々難解です。円をユーロに両替して持ち続ければ、その日のニューヨーク市場が閉まる時間にはユーロの政策金利から円の政策金利を引いたスワップ金利が発生します。逆にユーロを円に両替すれば、円の政策金利からユーロの政策金利分が付け加えられるわけです。
FXユーザーの中では「買いはスワップ金利が有利」といった話題も出てくるようですが、通貨によってはスワップがマイナスになってしまう組み合わせもありますので、要注意です。さらに、現在取り扱っている会社こそありませんが、人民元は買っても売ってもマイナスのスワップになるという不可解な状態になってしまいますので、取引前には事前に確認することを忘れないようにしましょう。
ただし、これは人民元だけに限った話ですので例外となります。現状のスワップ金利を挙げると、一番高いのはオーストラリアドルのようです。サブプライムローンやリーマンショックからいち早く立ち直った国ですし、一時は政策金利が毎回上がっていた通貨だからのようです。それ故に、買いが強く、利益を上げやすかった時期もあったようですが、スワップ金利が高いということが売りにブレーキをかけてしまい、損失につながったというケースもありますので、十分注意しましょう。
このような例もありますので、FXはそこまでスワップ金利にこだわらずトレードするのも大切なことだと思われます。あくまでスワップ金利は「おまけ」くらいに考えておくとよいのではないでしょうか。
スプレッドとは?
証券会社などの広告でよく見かける「スプレッド」というワードをご存じでしょうか?このスプレッドとは買い相場と売り相場の差を意味します。ではこのスプレッドはどのようにして定められているのでしょうか。その点を紹介させていただきます。
一般の外貨建て商品でTTB(電信買相場)やTTS(電信売相場)と呼ばれるものがありますが、FXのスプレッドはそれらと比較しても大変さが少ないのが特徴です。海外の銀行などに送金したときに、金額が目減りしていたという経験はありませんか?このような話はよく聞くものです。
この目減りの原因には当然手数料が挙げられますが、その他に交換レートがスプレッド(差)として関与しているのです。実際、交換レートが1円近くも離れていることも多いのですが、これがFXの場合では取引時のリアルタイムでのレートが適用されますし、スプレッドも多くても10pipsほどと大変少なくて済むのです。
ただし、このスプレッドは基盤通貨と合成通貨とではケースが変わってくるので注意しましょう。基盤通貨では理論的にスプレッドは狭くなるのですが、合成通貨ではドルを経由することが多いため、スプレッドが広がる傾向にあります。しかし、経由する基盤通貨の取引量が多ければスプレッドは当然狭くなりますし、取引量が少ない通貨の場合は広がることになります。
さらに、トレード時の取引量によってスプレッドが広がるといったケースも考えられます。ですが、最近は金利の少ない通貨を利用したキャリートレードという方法もありますので、ドルキャリーから円キャリーやスイスフランキャリーなどに変更することも可能です。そうすれば、スプレッドが少なくて済むのではないでしょうか。


